よく人間ドックでがんが見つかったが、早期だったので腫瘍が小さく転移もなかったので大事に至らずにすんだという話を聞きます。病気にかかっていても早く見つけると治療が簡単なので早く治すことが出来ます。特にがんは会社で受ける健康診断ではわからない事が多いため、人間ドックできちんと検査をしておく事が必要となります。健康を守るためには予防すること、そして早期発見することがとても大切なのです。
人間ドックの中には女性がかかりやすい病気をメインにしたレディースドックを設けている病院もあります。通常の検診項目のほかに子宮がんや乳がんの検査、甲状腺ホルモン検査などを受ける事ができます。子宮がん検診は1年に1度は受けたほうが良いとされており、乳がんも転移が早い病気なのでなるべく頻繁に受けておいたほうが良い検査です。レディースドックを受けておくことで女性特有の病気を早く見つけられます。
また女性は閉経期を迎えると骨密度が減ってきます。その為骨折しやすくなり、寝たきりになるリスクが増えてきます。人間ドックのオプションには骨密度を測る検査もあるので、そういったものも受けておくと良いでしょう。また人間ドックのオプションには脳ドックなどもあります。
頭部MRIやCT、頸動脈エコーなどで脳の血管の状態などを知ることができます。脳梗塞などになりやすい家系の人などあらかじめ脳の状態を調べておく事で、病気になるのを予防できます。自分の健康状態に合わせて検査項目を選ぶ事はとても大切です。