人間ドックで摂食障害が見つかる可能性もある

人間ドックは心疾患に対しての検査は特別行いませんが、体重やコレステロールや骨密度から栄養障害のような症状を見つけることは出来ます。摂食障害では特にこれらの値が低いことが多く、検査結果の栄養障害から摂食障害という診断を受ける可能性もあります。摂食障害では自分の症状に対して否定的な場合も多く、平均体重を大きく下回っていても自分が太っていると感じてしまう人も多いです。また、心療内科などの医療機関を自分から受診することを拒否するケースも多く、発見が遅れてしまいがちです。

摂食障害では、食事を拒否するために栄養障害が起こり、貧血や骨密度の低下が問題になります。また、無月経状態が続き、体内のホルモンバランスが崩れて更年期障害のような症状が現れたり、骨が脆くなりやすくなります。人間ドックは心疾患に対して本格的な検査を行っているわけではありませんが、心から来る体の症状が顕著な心疾患に対しては早期に異常を見つけることも可能です。自分では普通の心を持っていると思っていても、実は普通とは違う食生活をしていたり、思想にとらわれている可能性もあります。

一つの人間ドックだけで全ての病気を見つけるのは不可能ですが、心疾患の場合には検査値の異常から心の異常を見つけやすくなります。摂食障害以外にも、鬱による体重減少や過食による肥満など、心に関する症状を見つけられる可能性もあります。治療に関しては心と体を同時に治していく心療内科での治療になりやすいです。

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