人間ドックに様々な最新の医療機器を導入して検査を行っている、医療機関が増えています。人間ドックで検査が受けられるものとしてCT検査がありますが、脳の病気などについてCT検査だけで発見できると決まっていません。また、精密検査としてのMRI検査であっても、隠れている病気を発見することが難しい場合もあります。人間ドックには脳ドックとしてのコースを設置している医療機関が多くなっており、それぞれの検査を組み合わせることによって早期の脳内に潜んでいる病気を発見しやすくなります。
人間ドックの脳ドックを受診することによって、突然死を起こしやすいと言える脳血管障害について予防できます。脳ドックのオプションとして、頸動脈エコー検査を受ける場合もあります。首の頸動脈の動脈硬化について測定を受けることができて、脳梗塞の発症について危険性を検査することができます。高脂血症や高血圧、糖尿病などの生活習慣病を持病として持っている人の場合には、これらの検査項目を選択しておくことがおすすめとなります。
50歳代から多くなる心臓疾患として、不整脈や弁膜症、虚血性心疾患などがあります。突然死の原因となりやすいものが虚血性心疾患で、心筋梗塞や狭心症が代表例となります。冠動脈が細くなっているかどうかについては、心臓エコー検査や心電図だけではわからないことがあります。最新の心臓MRI検査を受診することによって、身体に負担をかけずに冠動脈を調べることができるようになっていますので、おすすめの検査となります。