胃の不調が続くときは人間ドックの受診がおすすめ

人間の胃には消化とは別の働きもあり、食物を胃液と合わせて消化しやすくする役割と、食物を溜めておくことで少しずつ十二指腸に送る役割があります。風邪をひいたときや二日酔いのときに胃がむかつくのは、身体が疲労していて素早く消化をすることができないことが原因となります。一時的な体調不良が原因の胃の不調の場合には、時間の経過と共に正常な状態に戻ることが考えられますが、胃痛薬を飲んでも効き目がなかったり、不快感を継続的に感じるときには注意が必要になります。胃がんの症状としては、胃炎や胃潰瘍などと似た症状となっており、胃のむかつきや胃もたれなどを感じます。

胃がんを防止するための方法としては、人間ドックでいくつかの検査を受けておくことが有効です。胃のX線検査はバリウムを飲むレントゲン方法となっていて、バリウムと呼ばれる造影剤を飲むことで胃を膨らませた状態にしてから撮影を行います。人間ドックでは胃カメラを使用した、胃内視鏡検査、上部消化管内視鏡検査を受けることができます。スコープを口から挿入することによって、胃や食道、十二指腸について観察することができます。

ビデオカメラが内蔵されていますので、画像をモニタで確認することが可能で写真の撮影を行って検査をします。ヘリコバクターピロリ抗体検査では、ピロリ菌の存在を確認できる検査で、ピロリ菌によって慢性胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍を発症していないか確認することが可能です。これらの人間ドックの検診については、年齢が40歳以上になると年に1度の受診が推奨されています。

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