がん検診のデメリットも知っておこう

がん検診を受ければ、がんの早期発見と治療につなげることが出来ます。その一方で、がん検診にはデメリットもあります。それは、以下の4つです。1つ目は、胃内視鏡や大腸内視鏡の検査の時の体への負担です。

造影剤を飲んだり、管を入れるという検査方法なので、手間がかかりますし、苦しい検査になります。また、稀に消化管に穴が開いたり、傷をつけてしまうことがあります。2つ目は、CT検査による被曝のリスクです。検査部位によってはCTでないと撮影できない場所もありますが、放射線を使った撮影方法なので、被曝による体への影響があります。

3つ目は、心理的な負担です。一次検査の結果を待っている時も不安なものですが、さらに要精密検査と言われた場合、かなり心理的な負担になります。病気の中でも特に死亡率が高いがんの確率が高いと言われれば、心理面への影響は計り知れません。その結果、精神的に不安定になってしまう人もいます。

4つ目は、がん検診の結果が重要ではない可能性があることです。代表的ながんとして、前立腺がんの血中PSA検査があります。前立腺がんは病変があったとしても、進行が遅いので早期発見がかえって不必要な治療を招いてしまうこともあります。進行が遅いので放っておいたほうが体に負担にならなかった場合に、がん検診で早期発見してしまうことで、不要な負担をかけてしまう可能性もあります。

がん検診を受けておくことは大切ですが、メリットだけではなくデメリットもあることを知っておくと良いでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です